不活化ポリオワクチン

ポリオについて

ポリオは「小児マヒ」と呼ばれ、日本では2000年に根絶を報告しましたが世界では今でも流行している地域があり、 渡航者などを介してどの国にも広がる可能性があります。

感染経路は経口感染です。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。 ポリオウィルスに感染しても多くの場合明らかな症状はあらわれずに知らない間に免疫ができます。しかし、腸管に入ったウィルスが背髄の一部に入り込み手足にマヒがあらわれ、そのマヒが一生残ってしまうことがあります。

現在、残念ながら特効薬などの確実な治療法はありません。マヒに対しては残された機能を最大限に活用するためのリハビリテーションが行われます。

予防接種の効果

急性灰白髄炎(ポリオ)の予防。

予防接種の副反応

腫脹・発赤・疼痛・硬結・下痢・嘔吐・食欲不振など 重大なものとして・・・ショック・アナフィラキシー様症状・けいれん

接種対象者と接種スケジュール

  • 生後3ヵ月~7歳6ヶ月で生ワクチンまたは不活化ワクチンを一度も受けていない小児。
  • 生ワクチンを一度だけ受けた小児
  • 不活化ワクチンを1~3回受けた小児

生ポリオワクチンを2回接種していたり、不活化ポリオワクチンを4回接種している小児は接種の必要はありません。また、生ポリオワクチンを1度接種した後に不活化ポリオワクチンを3回接種している小児も接種の必要はありません。

基本スケジュール

初回接種追加接種
1回目←3~8週あける→2回目←3~8週あける→3回目←6ヶ月以上あける→4回目

「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の違い

「生ワクチン」は生きたポリオウィルスの毒性を弱めた(弱毒化)のものです。一方、「不活化ワクチン」はポリオウィルスの毒性をなくし(不活化し)免疫を作るために必要な成分だけを取り出して作ったワクチンです。そのため、「不活化ワクチン」ではワクチン接種によりポリオが発症することはありません。

クリニック案内

平和台駅 佐川クリニック

東京メトロ有楽町線
平和台駅より徒歩12分

医院名
医院名
医院名
医療法人社団光葉会 佐川クリニック
院長
佐川 絵理
診療科目
内科・循環器内科・消化器内科・老年内科・緩和ケア内科
東京都肝臓専門医療機関
住所
〒179-0083
東京都練馬区平和台2-11-14

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外来診療
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